2011年5月17日火曜日

CGFとPRP

最近は様々な手術でCGF(Concentrated Growth Factor)を使用しています。
*ググると一杯情報がでてきます! 多くの文献も出ており、広く臨床応用されています* 
昨日もインプラント手術に際してGBR(骨造成)をしたのですが、その時に使用しました。
以前はPRP(Platelet Rich Plasma)を使用していましたが、遠心分離によって抽出した多血小板血漿はそのままでは使用できませんので、血小板の凝固材を添加しなければならないというデメリットもありました。
しかし医療機器の進歩により、遠心分離器の回転数や回転速度をコントロールすることで、添加物を使用しなくても血小板を凝固させることができるようになりました。そのため凝固剤を添加する必要がなくなったことで、感染のリスクも低下しPRP再生療法よりも安全性が高まりました。
手術前に点滴(ルート)確保する際に一緒に採血し、それを当院のスタッフが遠心分離器にセットしてくれます。すると約15分でフィブリンゲルが完成。滅菌シャーレに保管して、手術の最後(閉創時)に使用します。昨日はコラーゲンメンブレンの代用で使用しています。